2011年9月1日木曜日

「日本直訴クラブ」について




明治34年12月10日、田中正造翁が、帝国議会からの帰路にあった明治天皇に「直訴」を試み、警官に取り押さえられる事件がありました。 

当時、「足利銅山鉱毒問題」が拡大していたにもかかわらず、政府でもマスコミでも一向に注目されないことに業を煮やして、決死の覚悟の行動でした。

直訴そのものは失敗に終わりましたが、この一件で、直訴状の内容は広く知れ渡り、問題解決の糸口になったとされています。 

21世紀の現代においても、同じような問題はあちこちにあります。 例えば、
 ・安全性に問題のある施設が十分な説明なく建設されてしまう
・地域の一等地が、国家公務員の宿舎用にムダ遣いされてしまう

などなどです。 こうしたとき、「まあ仕方ないか」とあきらめてしまえば、それでおしまいです。しかし、何とかしようと思えば、手立てはあります。現代では、決死の覚悟で「直訴」しなくとも、もっと合理的で手軽な方法もたくさんあります。「直訴」したからといって、逮捕されることもありません。 

「日本直訴クラブ」は、

・「直訴」の方法のご紹介
・「直訴」に向けた動きが進行中、またはその可能性のある事案に関する取材、情報開示
・「直訴」の実行支援

などを行います。  適切な「直訴」で世の中をより良くしていきましょう。

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